水中糸強度実験(1)



釣り人として疑問に思うことに,釣糸を購入するときに糸の太さの表示はあるが,引っ張り強度の表示がなく,またカタログにも表示されていない。これらをどう評価して良いのか,我々には戸惑ってしまいます。決して安いものではありません。当社比の何パーセントなどとありますが,何の意味もありません,絶対強度で示して欲しいものです。
何種類か実際に使ってきたがそんなに差が無いことに疑問を抱き,今回のような実験をしてみることにしました。
価格も1000円以上の差があるけども,実際に使用してほとんど差がないのもあります。

ここで紹介する実験結果は,あくまで簡易的なものです。絶対的ではありません。水中に浸したときの耐久性などは考慮していません。

実験のやり方:
水中糸はナイロンの0.175号で統一。
結びはチチワ(8の字)。
レジ袋に錘をいれて袋ごとチチワでとりつけ,糸をゆっくり吊るし上げたときに,切れることなく持ちこたえたときの最大のグラム数を記録しています。




結果の見方
縦軸はメーカ・種類を,横軸はグラム(g)です。
これらの結果からすれば,1尾の大きさは約200gの大きさまで対応できそうです。
ただし,流速や引き抜くときはそれ以上の強度が必要となるので,状況に応じた対応が必要です。
まだ,評価サンプルが4種類と少ないので,今後もう少し増やす予定です。オフシーズンとあって入手が困難となっています。
現在の試験は,非常に大雑把なものです。厳密にやればもう少し強度は保ててると思います。しかし,フィールドでは過酷な条件が想定されるので何処までやればよいのか疑問ですが…。


結論
多少なりとも差はあるが,基本的にはどれを使ってもよさそうです。高価なものが良いとかいうものよりも,結束方法・こまめに糸を張り替えたりすることのほうが必要と考えられます。