なぜ鮎釣りなのか...




何といっても、鮎が掛かったときの目印の動き、ぎゅーんと細糸を通じて竿に感じるあの感触がたまりません。なかには、流れの強い中をオトリを引っ張りながら上流に走る野鮎がいるくらいです。
通常20cm前後の鮎ですが、掛かったときは竿がのされるほどのパワーがあり、それを細糸で取り込むときのスリルがまたたまらないのです。


暑い夏ほど友釣りが一番。真夏の昼間、屋内でクーラーで涼むよりは川の水に浸かって、釣りをすれば暑さなど気にならず、適度な運動もでき1日楽しめます。


いろんな人と話しができる。鮎釣りの楽しみは「人との出会い」ということを聞きますが、それもあるなと思います。オトリ屋さんのところに集まる人達は、自分とはまったく違った仕事をしているが、釣りという共通の目的で来ている。だから気軽に話ができてしまう。話をすることで、情報収集になるし、いろんな面でプラスになることが多い。

1日の釣りは、人生の縮図を見ているようである。まず、今日は何処の場所で釣ろうか・・・から始まるのあるが、場所の選択で1日の釣果に大きく影響してくるのだ。また、そのときの精神状態にも関係してくる。悪いときは、全てが悪いほうへといってしまう。この時は、大概気分も諦め状態で体の動きも重くなってしまいがち、しかも予想がほとんど外れてしまうということがある。逆もある。あのときの1尾がきっかけで入れ掛り、それから良いほうに循環していくこともある、一発逆転サヨナラといった感じである。いろいろなドラマを体験することができるから止められません。特に入れ掛りを体験したら、この友釣りは止められないと思います。

友釣りが好きになれば、川をよく見るようになる。川釣りをしたことがない人にはわからないかもしれませんが、鮎がいないような川は川ではありません。底に沈む石を見たらわかります。鮎のいる川の石は奇麗なのです。鮎のいない川の石は泥がかぶったままです。我々のいう奇麗な美しい川とは、石がありほとんどの石が鮎によってピカピカに磨かれていることをいっているのです。

鮎釣りが好きになれば、川が好きになる。なぜそこに奇麗な川があるのか一度考えてみてください。きっとその川の上流に人が触っていない山があるはずです。